4月29日の公開俳句大会「第18回俳句一草庵」の一次予選句が決定しましたので、
お知らせします。
応募投句450句(一人2句限定)。当日用選句トーナメント表(一次予選句)を
掲載します。
この中より、29日に「俳句一草庵大賞」「松山市文化協会会長賞」「山頭火一浴一杯賞」
「山頭火柿しぐれ賞」を決めます。あなたも選句してみませんか。
※天気予報では、午後雨の予報ですが、一草庵の内部で実施いたします。
4月29日の公開俳句大会「第18回俳句一草庵」の一次予選句が決定しましたので、
お知らせします。
応募投句450句(一人2句限定)。当日用選句トーナメント表(一次予選句)を
掲載します。
この中より、29日に「俳句一草庵大賞」「松山市文化協会会長賞」「山頭火一浴一杯賞」
「山頭火柿しぐれ賞」を決めます。あなたも選句してみませんか。
※天気予報では、午後雨の予報ですが、一草庵の内部で実施いたします。
「第18回俳句一草庵」の俳句を募集中。
山頭火俳句ポスト大賞
訪ね来て柿たわわなり一草庵 宇和町 玉井 澄
【評】冴え冴えとした月が真上を高く渡る夜、作者は句碑と対峙した、
いや、嘗て目にした句碑を思ったのかもしれない。研ぎ澄まされたように輝く月に
対応するように、後世に業績を伝えるための句碑がぽつぽつと語り始めるのである。(白石)
【入選】かくし玉どんぐり一つ鏡台に 松山市 今岡美喜子
【評】子どもの頃、木の実を宝物のように箱などに保存していた記憶があるが、
たかが、いや、されど「どんぐり一つ」なのである。何かがあった時の「かくし玉」と
して、すぐに取り出せるように日常的に使う「鏡台」にこっそりと備えているのである。
【評】何十年も、いや何百年以上も生きている老木であり、春になれば必ず若緑に芽吹
いてくるのだ。樹の生命力を「力みなぎる」と表現した。
これは、人間にも言えること。たとえ肉体は老化しても。その精神と生きる力はまだ
まだみなぎっているのである。読む者にとって、一句からの力をもらった感がある。
【入選】初御神籤訓戒胸に固結び 浜松市 力武由起子
【評】御神籤にはなんと書いてあったのだろう。恐らく訓戒であるから、さとし、
いましめる言葉があったにちがいない。作者は、その言葉をしかと胸に受け止め、
おみくじを、近くの木の枝に固く結んだのである。大変、素直で真面目な性格の作者と
思われる。この一年、きっと幸せであるはずだ。