「第16回俳句一草庵」の俳句を募集します。
山頭火終焉の地・一草庵での公開俳句ライブです。
有季定型、自由律のジャンルは問いません。
公開俳句ライブ「俳句一草庵」を
【俳句募集要項】
・ハガキ1枚に一人2句限定(未発表作品)。
<俳句選者>
小西 昭夫(船団、子規新報)
白石 司子(海原)
髙橋 正治(十六夜柿の会)
本郷 和子(新風)
「第16回俳句一草庵」の俳句を募集します。
「鉢の子」49号(令和2年11月号)を紹介染ます。
<目次> 或る日の山頭火
山頭火揮毫の文机、その真贋考
新発見資料『女子文壇』の山頭火
山頭火も交遊す 陶工・迦洞無坪のこと
早坂暁さんを偲ぶ
没後80年「山頭火アート展」
十六夜柿の会十月句会
第30回山頭火俳句ポスト賞
勝山中学一年生が、ふるさと勝山の文化財を勉強しようと「一草庵」へ来てくれました。
地域の文化を知らなくて、ふるさとを語る資格はないんだとの思いでしょうか。
(松山城は、勝山城とも言われています。)
少しお話をして、山頭火の俳句を紹介しました。
分け入つても分け入つても青い山
空へ若竹のなやみなし
もりもりもりあがる雲へ歩む
この中学生の中に、今年の山頭火検定(10月11日)を受験して、合格した生徒がいました、来る前に仲間にレクチャーしてくれたそうです、嬉しい。)
まつやま山頭火倶楽部は、「伊予銀行地域文化活動助成金」を受けました。(11月5日)
これを機に、山頭火没後80周年の記念として、次のことを行います。
山頭火が、生前に世に向かって公に出版した自選一代句集『草木塔』の誤謬版がでまわっています。山頭火さんが、天国で怒って泣いてようです。
よって、『草木塔』の誤謬訂正版を出版したいと思います。
もう一つは、昭和15年10月11日の追悼句会で満場一致で決まっていた野村朱鱗洞と種田山頭火の句碑建立がそのままになっているので、山頭火が毎日のように英霊に参拝していた護国神社に、そこにある万葉苑に山頭火・朱鱗洞の合同句碑を建てたいと考えています。
山頭火没後80年を記念して、山頭火の俳句をデザインした切手が発行されました。
是非、ご利用下さい。
名称 | 山頭火没後80周年記念 |
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販売開始日 | 令和2年11月11日(水曜日) |
販売部数 | 500シート(愛媛県250シート、山口県250シート) |
販売郵便局 | 愛媛県:松山市内の全郵便局(計66局) |
セット構成 | 1シート 84円切手×10枚 |
販売単位 | セット単位で販売します |
価格 | 1セット 1,330円(税込) ※郵便局での通常販売価格 |
「山頭火一草庵まつり」、山頭火の命日10月11日が、本番です。
まず、山頭火一草忌を奉修しました。
午後からは、山頭火検定、第30回俳句ポスト賞表彰式
そして、町田康さんのWebエッセイ「寺小屋山頭火」の朗読です。
参加者は、うっとり、そして声も立てず朗読に酔い知れていました。
エッセイが終了したら、松山に来ていただいて、お話を聞きたいなぁー。
![]() |
だまつて今日の草鞋穿く 髙橋真理子作 |
元気を誘う!「山頭火一草庵まつり」が、始まりました。
コロナ禍で、大変ですが、山頭火に触れて元気になってもらうとうれしいです。
苦しくても、もりもりもりあがる雲へ歩もうよ!という山頭火の声が聞こえてきました。
三密対策として、「山頭火俳句でアート展」を企画しました。
松山在住の作家が、力強く参加してくれました。是非ご覧ください。
10日、11日には、「山頭火トークイベント」を行います。15:00~16:00
①芥川賞作家・町田康さんが、Webで開催している「寺小屋山頭火」のエッセイを
朗読し紹介します。
②早坂暁先生には、一草庵に来ていただき、お世話になりました。
お礼を込めて、ドラマ作成秘話及び思い出話を語り偲びたいと思います。
「第30回山頭火俳句ポスト賞」
この辺に牡蠣船ありて山翁忌 松山市 西 敏秋
【評】【酒にだらしなかった山頭火が、道後にあった「牡蠣船」の付馬をつれて藤岡政一さんのところに行き、藤岡さんと高橋一洵さんの二人が借用証書を書いて山頭火を引き取ったのはファンの間では有名な話。昭和十五年の五月五日のことである。その年の今日、十月十一日に山頭火は没した。山頭火の人生や藤岡さんや高橋さんの暖かさが書き留められており山頭火俳句ポスト賞にふさわしい句だと思う。(小西)
お手手こぼれるその一粒一粒をいただく 山頭火
この句は山頭火58歳の秋、土佐の安芸から高知にでるまでの遍路途上の作。
軒に立ってお経をよみ、つつましくお米をいただく山頭火の姿が見えてくる。
坊やをだっこしたお母さん、坊やは僕がやるいって小さな手で握ってくれるのだが、
その手からぱらぱらとお米が地にこぼれる。それをもったいないと、腰をかがめて、
山頭火は、一粒一粒拾う。