今週の山頭火句

今週の山頭火句 朝湯こんこんあふるるまんなかのわたくし 山頭火

2024年11月27日水曜日

『松山時代の山頭火』(新刊書)、新聞で報道される!

NPOまつやま山頭火倶楽部刊行の『松山時代の山頭火』が、11月26日の愛媛新聞で大きく取り上げられました。

 
 良い記事にしてくれました。
 
 何もかも捨て、俳句を生きる拠り処とした山頭火を、
 大山澄太さんは、「めしを食べず、酒に酔っていても、俳句を哲学する能力があった」
 と語る。

   付録として、山頭火の俳句選評を載せた。一草庵で執筆し「広島逓友」の「新俳句」欄に
 載ったもの。
 「日記の一節か書信の一部ならばこれでよかろう。句は報告ではない、記述でもない。
  句は景象乃至事象が自己の肉體ー感覚ーを通してうたふものである。そこには情熱が
  しづかに堪えてゐなけらばならい。なげやりな百句をつくるよりもしんけんな一句を
  生みたい。」と。
      読み始めると、止められません。

 若い人は、新聞も取らない、本も読まない人が多いと聞きます。

 是非、読んで欲しいものです。

 ☆『松山時代の山頭火』 頒布価格 700円 B6版 206ページ

 ☆販売場所   一草庵、子規記念博物館

 ※明屋書店平田店でも、販売してくれる事となりました。(089-978-0600)

 尚、窓口 山頭火倶楽部・太田でも受付いたします。090-6882-0004

2024年11月17日日曜日

『松山時代の山頭火』を出版しました!

 山頭火没後八十五年を記念して、『松山時代の山頭火』を出版することが出来ました。

山頭火を世に出した大山澄太さんが、主宰誌「大耕」に、昭和六十一年三月号から昭和六二

年五月号までに綴った14回シリーズの一草庵物語です。

 NHK朝ドラ「虎と翼」の2番目の歌詞、米津玄師が、山頭火の句を本歌取りしていまし

た。 「しぐるるやしぐるる町へ歩み入る・・・」

 山頭火の句は、”しぐるるやしぐるる山へ歩み入る”です。

米津玄師は知っているが、山頭火はしらないという人ばかりで、がっかりしていました。

この本を読んで、山頭火を沢山の人に知って貰いたいと希望します。

 各編の余白には、回想録に登場する場面の写真、資料を貼りて、山頭火ドラマを彩って

みました。山頭火さんが、一草庵で最期に執筆した”山頭火の俳句選評”が見つかりましたの

で掲載してました。

 (足を骨折して入院していたのですが、天から”あなたがやらねば、誰がやる”

そんな声が聞こえてきて、編集スタッフと頑張り出版することができました。)





                     

                     

                     

                     

                     
                    


                     

  『松山時代の山頭火』  頒布価格 700円
   申込先 〒799-2651 松山市堀江町甲1615-3
       090-6882-0004(太田まで)
                     メールアドレス:santokaclub@gmail.com
   (※郵送料は、免除 サービスすることとします。)




2024年9月11日水曜日

第15回一茶・山頭火俳句大会 投句募集中!

 金子兜太が提唱した一茶・山頭火俳句大会

節目の第15回大会の事前投句を募集のご案内です。

  第15回一茶・山頭火俳句大会

   場所 月見寺(本行寺) 東京都荒川区西日暮里3-3 

     日時 11月9日(土)

     選者 伊藤伊那男  「銀漢」主宰   井上弘美   「汀」主宰

         鳥居真理子   「門」主宰    土肥あきこ   「絵空」同人

       ながさく清江 「春野」顧問      行方克己   「知音代表

       能村研三   「沖」主宰   麻里伊    「や」同人

       水内慶太   「月の匣」主宰 山田貴世   「波」主宰

    事前投句の締切   9月30日(月)事務局必着

        投句先 〒332ー0021 

            埼玉県川口市西川口2-1-7 本庄ビル4階 本庄康代方

        投句料 3句1組 2000円(作品集付き)

                                     現金書留、定額小為替

                                                      


                                                 


                                                           





月見寺・山頭火句碑
ほつと東京に来ている月がある



2024年6月16日日曜日

会報「鉢の子」第56号発行!

 

 会報「鉢の子」第56号発行しました、一草庵来庵者に差し上げています。

 目次

  子規と山頭火         髙橋一洵

  一洵宛ての葉書七葉      松井征史        

  秋の旅路の何となくいそぐ   竹内直人

  三鈍和尚巡礼乞食の画     田中修司

  山頭火の知友

   木村無相・河村みゆき    木下信三 

  心に刺さる山頭火の句     岡本典子















2024年6月10日月曜日

令和6年度通常総会を開催。

 

令和6年度通常総会開催

 令和6年度の通常総会を6月7日を開催。(総会資料)



  



2024年5月4日土曜日

会報「鉢の子」第55号発行!


 会報「鉢の子」第55号発行しました、一草庵来庵者に差し上げています。

 目次

  一草庵の山頭火        髙橋正治

  山頭火の心 草木塔の心    嶋田博司        

  村瀬汀火骨と「柿の会」    太田和博

  秋の山頭火まつり

  第36回山頭火俳句ポスト賞

  山頭火と芝居熱        浅間道春























2024年3月22日金曜日

公開俳句大会「第19回俳句一草庵」は、令和6年10月13日(日)の開催となりました。

<< お知らせ>>

例年4月29日(祝)に開催していました、公開俳句大会「俳句一草庵」は、諸般の事情がありまして、本年は、山頭火の命日(10月11日)の時期にあわせて、10月13日(日)に開催をさせていただきます。

     第19回俳句一草庵開催日は、令和6年10月13日(日)

 ※連絡が出来ていなかったために、各地方の方より、投句が届いています。

  俳句にも、四時がありますので、この投句は、4月29日発表の「山頭火俳句ポスト賞」の投句として、「選」をさせていただきた発表させていただきたいと思います。ご了承をお願いいたします。

 秋に開催(10月13日)の公開俳句大会「俳句一草庵」には、再度投句をお願いいたします。俳句の募集は、6月頃はじめ、9月初旬の締切を計画しています。どうかよろしくお願いいたします。

 




2023年9月30日土曜日

第36回山頭火俳句ポスト賞の発表

  <<第36回山頭火俳句ポスト賞>>

      


(投句期間 令和5年3月1日~8月31日)
 
 一草庵の「山頭火俳句ポスト」に投句された俳句は、183句。
(県外の投句は、18句(八王子市、横浜市、高槻市、太田原市、藤沢市、名張市)

 表彰式は、山頭火命日10月11日(水)13:30~15:00 一草庵に於いて
 表彰式及び俳句談話会
 (山頭火の遺品 鉄鉢と煙管を公開します。)

                  

                 
山頭火俳句ポスト大賞
雨の匂いに耳を澄ます      松山市 福岡美香 
評】感覚的で繊細な句である。雨の匂いは鼻で嗅ぎ、雨の音は耳で聞く。
 ところが、この句では雨の匂いを耳で聞くのだ。その嗅覚と聴覚との融合が面白い。
 人間の五感ももともとは一つの感覚だったのではと思わされる。
 山頭火や放哉とはちょっと違った自由律の佳句である。                                                                                     

山頭火一浴一杯賞
 ゆつたり訪うて松山に春雨にゐる    名張市 宮崎絋陽 
     
【評】「松山に」、「春雨に」の助詞「に」のリフレインによる畳み掛けるよ
うな表現が松山を訪れたよろこびを表現。「ゆつたり」なので、山頭火さんも
好きだった道後温泉にも行かれたのかもしれない。しっとりとした情のこまや
かな感じの「春雨」も効果的だ。(白石)

                  

                   
山頭火柿しぐれ賞
花野発銀河鉄道最終便            松山市 今岡美喜子
【評】漢字ばかりで決めた句である。花野は秋の季語。宮沢賢治の銀河鉄道
か松本零士の銀河鉄道かどちらも宇宙へ向かって進む。最終便であるから
夜の景色だろう。なんと、壮大なロマン溢れるドラマ性のある一句となった。(本郷)
                  
小西昭夫選
【特選】山の懐へ入る       松山市 門屋哲司
【評】山頭火の「分け入つても分け入つても青い山」を連想するが、山頭火の
句が青い山の混沌の中に取り込まれた不安のようにも読めるのに対して、
この句は自ら進んで山の懐に入るという意志と主体性が際立っていて、作者
のゆとりと強さが感じられる。
【入選】掛け違うボタン直して心太 松山市 亀井たかし
【評】もちろん、「ボタンを掛け違える」という慣用句が意識されているのだろ
うが、実際に衣服の掛け違えたボタンを直したと読んで、掛け違えたボタンを直
すのは心太を押し出すようなものなのだと余分な意味を排除して読んだ方が面白いかも。

白石司子選
【特選】嘘多きをとこ蚯蚓の顔に似て      松山市 辻原雅子
【評】男性、女性のどちらが「嘘多き」なのか不明だが、謝罪会見などからある
   程度は想像できる。口は開くが、眼が無く、二分してもそれぞれが再生して
   二匹になる「蚯蚓」の斡旋が一句を諧謔味溢れるものにしている。
   男性優位という世の中の流れはなかなか終わりそうにない。

【入選】一緒に休んだ木陰が大きくなっていたよ 西予市 西園寺明治    
【評】誰と一緒に休んだ木陰だろうか。作者の成長と共に木も木陰も大きくなる
わけだが、「一緒に休んだ」の切り口が多くを想像させる。また、「大きくなっ
ていたよ」の口語調の自由律もやさしく山頭火さんの俳句大会にふさわしい。

本郷和子選
【特選】ポンと抜く初夏いっせいに発砲す 松山市 今岡美喜子  
【評】おそらくラムネの栓をポンと抜いたのであろう。初夏がいっせいに発砲する とは、なんと、おもしろい表現であろうか。ラムネの泡が、あふれるように発泡す ることを初夏と重ねたところが巧みである。今、この光景をあまり見ることがないが、 やはり夏が来るとポンと栓を抜く動作がよく似合うものである。

髙橋正治選 
【特選】踏み出した足の独り言        横浜市 相原光樹
【評】井戸の底に棲む蛙には、人生の全景は見えないけれど、踏み出せば見つめる
世界は素晴らしい。一人の世界を照らす光も美しい、ひとりの歩きを支えるのは
只々「ありがとう」の一言に尽きる。

【入選】母は壊れて時々梅雨晴れ       松山市 松崎赤子
【評】生みの苦しみの中に深い生みのよろこびを知るものは母である。
人間最愛のものを与えられている母性にひざまずく。私のお母さん心配しないで、
側にいるから大丈夫だよ。 
            

2023年9月24日日曜日

山頭火一草庵まつり「風に吹かれて山頭火」ひとり芝居

 山頭火の命日を記念して、10月15日 ひとり芝居「風に吹かれて山頭火」

を上演致します。  

 「風にふかれて山頭火」ひとり芝居  浅間道春

  作・監修 高谷信之

 2023年10月15日 17:30開場 18:00開演

 料金 1,000円(観劇特別パンフレット代)

    チケット予約 089-933-77373

 ※小雨決行 大雨の場合は10月21日(土)に順延

     主催 公益社団法人松山市シルバー人材センター

     特別協賛 NPO法人まつやま山頭火倶楽部



愛媛新聞 9.25


 <浅野道春さん>  

芝居好きによく知られた東京・高円寺の小劇場「明石スタジオ」支配人として40年支配人かつ芝居をされていた人。脚本は、NHK等いろいろなドラマを手掛けている高谷信也さん。 ご期待ください。

  (明石スタジオ 松井須磨子の弟子明石澄子が1980年創設。2018年閉館。)

    <※その他お知らせ>

   九月は日奈久で山頭火 9月1日~10月1日



  

2023年9月21日木曜日

ドナルド・キーン生誕100年を記念として、”俳句の町松山を訪れた足跡を訪ねる”

 ドナルド・キーン先生の教え子、森 忠彦さんが、2009年俳都・松山を訪ねた

ドナルド・キーンさん足跡を追う旅を企画されましたので、紹介します。



2009年「第18回全国山頭火フォーラム in 松山」に来て、「子規、漱石、遼太郎

、そして山頭火」のお話をしていただきました。

是非、皆さまもご参加下さい。 <連絡先 まいたび 03-6265-6966>