第16回俳句一草庵賞がきまりましたので、発表します。コロナウイルスの関連で、一草庵で公開俳句大会を開催することはできませんでしたが、
一人限定2句で635句(一般の部 351句、高校等の部 114句)の応募投句がありました。俳句選者の先生と、俳句一草庵スタッフで各賞を決定させていただきました。
たましひのいつたりきたりしてうらら 松山市 大野フミエ
桜の高さと滑り台の高さとがピッタリとはまって、まるでジェットコースターにでも乗っているような臨場感を感じました。桜が満開の公園にある滑り台を滑る、という光景をここまで言葉を省略して言えるとは素晴らしい。(キム・チャンヒ)
ひかりそうなくらい犬をなでる 三重県名張 宮崎紘陽
まだ除染終わらぬ田畑に黄水仙 日浦小中学校 土居千紘
高校の部・特選
高浜虚子の「春風や闘志いだきて丘に立つ」のオマージュとして読みました。
時流れ人影も行きただ枯れ木 台湾致理科技大學 羅仁慶
俳句は今を詠む、今を捉えるとよく言われる。時の経過を詠むのが難しいからだ。作者は黙って眼前の時の流れをみているのだが・・・。“ただ”の言葉に作者の想いと詩情が溢れている。
今日29日に、公開俳句大会「俳句一草庵」は、開催できませんでしたが、
一草庵へ行き、山頭火さんに報告させていただきました。
愛媛CATVさんが、取材に来てました、ニュースで流してくれるそうです。