会報「鉢の子」第54号発行しました、一草庵来庵者に差し上げています。
目次
開西に来た山頭火 藤津滋生
澄太から一洵への葉書 松井征史編
松山の山頭火 小西昭夫
第三十五回山頭火俳句ポスト賞
第十八回俳句一草庵賞
春の一草庵まつり
会報「鉢の子」第54号発行しました、一草庵来庵者に差し上げています。
目次
開西に来た山頭火 藤津滋生
澄太から一洵への葉書 松井征史編
松山の山頭火 小西昭夫
第三十五回山頭火俳句ポスト賞
第十八回俳句一草庵賞
春の一草庵まつり
公開の俳句大会を4年ぶりに開催。雨の中、高校生を含めた70名以上参加者で
一次予選句36句をトーナメント方式で、ディベート及び投票し、「俳句一草庵大賞」を
選びました。選定ばれた俳句を紹介します。
4月29日の公開俳句大会「第18回俳句一草庵」の一次予選句が決定しましたので、
お知らせします。
応募投句450句(一人2句限定)。当日用選句トーナメント表(一次予選句)を
掲載します。
この中より、29日に「俳句一草庵大賞」「松山市文化協会会長賞」「山頭火一浴一杯賞」
「山頭火柿しぐれ賞」を決めます。あなたも選句してみませんか。
※天気予報では、午後雨の予報ですが、一草庵の内部で実施いたします。
「第18回俳句一草庵」の俳句を募集中。
山頭火俳句ポスト大賞訪ね来て柿たわわなり一草庵 宇和町 玉井 澄 【評】冴え冴えとした月が真上を高く渡る夜、作者は句碑と対峙した、
いや、嘗て目にした句碑を思ったのかもしれない。研ぎ澄まされたように輝く月に
対応するように、後世に業績を伝えるための句碑がぽつぽつと語り始めるのである。(白石)
【入選】かくし玉どんぐり一つ鏡台に 松山市 今岡美喜子【評】子どもの頃、木の実を宝物のように箱などに保存していた記憶があるが、
たかが、いや、されど「どんぐり一つ」なのである。何かがあった時の「かくし玉」として、すぐに取り出せるように日常的に使う「鏡台」にこっそりと備えているのである。【評】何十年も、いや何百年以上も生きている老木であり、春になれば必ず若緑に芽吹
いてくるのだ。樹の生命力を「力みなぎる」と表現した。
これは、人間にも言えること。たとえ肉体は老化しても。その精神と生きる力はまだ
まだみなぎっているのである。読む者にとって、一句からの力をもらった感がある。
【入選】初御神籤訓戒胸に固結び 浜松市 力武由起子
【評】御神籤にはなんと書いてあったのだろう。恐らく訓戒であるから、さとし、
いましめる言葉があったにちがいない。作者は、その言葉をしかと胸に受け止め、おみくじを、近くの木の枝に固く結んだのである。大変、素直で真面目な性格の作者と思われる。この一年、きっと幸せであるはずだ。 本年、12月3日の山頭火誕生日に、山頭火生誕140年を迎えました。
愛媛新聞にて、小田記者が、句集『遍路行』の取材をしてくれた。
(山頭火の書き残した、1枚の遍路行の自筆句原稿、句日記、四国遍路日記より
〇印をつけている句、138句を抜粋しています。)
昭和15年2月26日の「松山日記」には、「夜は”遍路行”推敲」とある。
山頭火最後の四国遍路の旅は、昭和14年10月6日から11月21日までの47日間に行乞の旅。
野宿と題してこんな句を詠んでいます。
わが手わが足われにあたたかく寝る
夜の長さ夜どおし犬にほえられて
寝ても覚めても夜が長い瀬の音
( 十一月十九日の日記
落出の街はづれ大野大師堂でお通夜、・・・・ 落出に来たが泊まれない(宿屋という宿屋ではみな断られた、遍路はいつさい泊めないらしい)・・・ 宵のうちはアルコールの力で熟睡するが、明け方には眼が覚めて、夜の長いこと長いこと、水音たえずして、そしてしづけさ、さびしさ、昨夜のにぎやかで、うるさかつたのにくらべて、この寒さ、とにかく、ここ二三日はいままで知らないものを知つた。)
いちめん霧である、寒い寒い、手足が冷える(さすが土佐は温かく伊予は寒いと思ふ、とある。 十一月二十日頃の野宿、本当に寒かったと思う。
この句集は、次の句から始まります。
秋晴れひよいと四国へ渡つて来た
この句は、松山市の海の玄関・高浜港に2009年10月1日に句碑が建立されています。
(来松70年記念、山頭火は、昭和14年10月1日に松山へやって来る。)
12月3日は、山頭火の誕生日。
種田山頭火生誕140年を記念して、未完の山頭火句集『遍路行』を上梓します。
本句集は、山頭火が生前残した一枚の自筆原稿からはじまる。
山頭火最後の行乞の旅(昭和14年)から生まれた四国遍路句集です。
野宿をくり返す命がけの旅だったようです。
昭和14年10月6日~11月21日までの47日間の旅、
日記に次の言葉を残す。
(・・・絶食の野宿はつらいものである。
また、自選一代句集『草木塔』校正投稿の終わったあとの、
松山日記の昭和15年2月26日には、「夜は”遍路行”推敲」とあります。)
併せて大山澄太さんの「大耕」誌に掲載された「山頭火の四国へんろ」の記を
紹介させていただきました。
是非とも山頭火の俳句ならびに四国遍路の旅を味わってください。
一草庵及び子規記念博物館に於いて、頒布価格600円で販売をしています。
※電話注文は、できましたら住所等の聞き取り間違いが発生しますので、次のメールアドレスで連絡をお願をします。 ootakzh@tiara.ocn.ne.jp