山頭火没後八十五年を記念して、『松山時代の山頭火』を出版することが出来ました。
山頭火を世に出した大山澄太さんが、主宰誌「大耕」に、昭和六十一年三月号から昭和六二
年五月号までに綴った14回シリーズの一草庵物語です。
NHK朝ドラ「虎と翼」の2番目の歌詞、米津玄師が、山頭火の句を本歌取りしていまし
た。 「しぐるるやしぐるる町へ歩み入る・・・」
山頭火の句は、”しぐるるやしぐるる山へ歩み入る”です。
米津玄師は知っているが、山頭火はしらないという人ばかりで、がっかりしていました。
この本を読んで、山頭火を沢山の人に知って貰いたいと希望します。
各編の余白には、回想録に登場する場面の写真、資料を貼りて、山頭火ドラマを彩って
みました。山頭火さんが、一草庵で最期に執筆した”山頭火の俳句選評”が見つかりましたの
で掲載してました。
(足を骨折して入院していたのですが、天から”あなたがやらねば、誰がやる”
そんな声が聞こえてきて、編集スタッフと頑張り出版することができました。)
『松山時代の山頭火』 頒布価格 700円