今週の山頭火句

今週の山頭火句 旅のかきおき書きかへておく  山頭火

2013年9月24日火曜日

山頭火の和菓子『柿しぐれ』を発売!

山頭火銘菓『柿しぐれ』が完成しました。9月24日から発売です。



「しぐれて柿の和菓子かな」という記事を愛媛新聞の正岡記者が書いてくれました。

 山頭火しぐれて柿の和菓子かな 
  
俳句になっていませんが、うれしさはこんな気持ちです。また何ともいえない甘みが最高です。
柿色の羊羹ふうのお菓子に、小豆がしぐれのように降り注いでいます。
箱の包装紙は、大山澄太さんの薫陶を受けた俳人で書家の梅岡ちとせさんが、俳画を書いてくれました。


 皆さんは、御存じですよね。
言語学者・新村出が、芭蕉にも宗祇にもない詩境だといった、山頭火の名句

 うしろすがたのしぐれてゆくか

 この記事のとおり、しぐれの俳人山頭火が、一草庵の柿の木を愛して詠んだ句

  しぐれて柿に葉のいよいようつくしく

 に因んで、『柿しぐれ』と命名しました。他にも次のような柿の句を詠んでいます。

  手にのせて柿のすがたのほれぼれ赤く
  見あげる柿の色づいて落ちそうな
  あれほどの柿の最後の一つとして落ちんとす

 今年10月12日、13日に開催される「樗堂・一茶・山頭火の世界inまつやま」
 での”一茶・山頭火俳句大会」の特選受賞者に副賞として差し上げたいと考えています。

この『柿しぐれ』は、山頭火道後の酒「一浴一杯」についでの、NPO法人企画商品の第2弾となります。


 一草庵の山頭火さんのご位牌にささげ報告をしました。
山頭火ファンの皆の熱意で、山頭火さんの銘菓『柿しぐれ』ができました、食べにきてくださいね、と。

歴史学者E・H・カーによれば、「歴史は現在と過去の対話である」そうです。
あなたも、このお菓子を食べながら、山頭火さんと語り合ってみませんか。

注文先:元祖しょうゆもち「白石本舗」 089-924-4507
     〒790-0811
       松山市本町4丁目1-6