今週の山頭火句

今週の山頭火句 旅のかきおき書きかへておく  山頭火

2014年4月4日金曜日

自由律の女流俳人 夏目雅子さんのこと。        (4月12日、BS-JAPANで放映)

 ぬぐつてもぬぐつても汗みどろ

 この句は、山頭火の句ではありません。
 さて、誰の句でしょうか。
浅井慎平さんの句
 作者は「海童」、夏目雅子さんの俳句です。


 高校時代から、俳句を作っていたそうです。
 写真家・浅井慎平さんが主宰する「東京俳句倶楽部」
 に所属していました。
 夏目雅子は、山頭火さんの句が好きだったそうです。
 掲句は、山頭火の句
 「分け入つても分け入つても青い山」を連想しますね。


 夏目雅子さんは、1985年9月11日病に倒れます。
 27歳。

 夏目雅子、没後29年の真実を探る番組が、
 4月12日(土)BS-JAPANで放映されます。
 <21:00~22:549> 
昭和の微笑 夏目雅子29年目の真実」
 
 俳句の紹介にあわせて、山頭火の紹介もありそうです。
 ご期待ください。


<夏目雅子コト「海童」の句の紹介>


阿婆擦(あばず)れた裸娘(らっこ)の肌に浮雲の影

油照り汗もなく立つ忠犬ハチコウ


梅酒たいらげ梅をかじつて舌つづみ

油照り汗もなく立つ忠犬ハチコウ

時雨てよ足元が歪むほどに

あの人を鳥引く群れが連れて行く

寒空に赤い火は有り難い

水中花何想う水なのか

風鈴よ自分で揺れて踊つてみたまえ

湯文字乱れし冷奴の白

寄せ鍋や湯気かき集め一人じめ

屋台まで賛美歌きこゆ聖夜かな

雪の芽をつけて春待つ梅の里

結婚は夢の続きやひな祭り

間断の音なき空に星花火



「鬼龍院花子の生涯」「時代屋の女房」「魚影の群れ」「瀬戸内少年野球団」
 の映画が見たくなった。
 一番好きな映画は、相米慎二監督の魚影の群れ」です。

の句

※ 福山雅治さんのダンロップのCM、人気があるようです。

  山頭火の句を福山さんが読むのです。
  ダンロップ・タイタの進化を読みあげているようだ。

  ほととぎすあすはあの山こえて行こう 山頭火

 昭和8年6月20日の句です。
 山口県美祢市伊佐町で詠んでいます。