平成20年10月4日、5日 「全国山頭火フォーラム in やまぐち」に参加。
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詩人北川透氏 |
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生前の山頭火と親交のあった和田健さん |
詩人北川透氏による「山頭火、童謡詩人の誕生」のお話がありました。
「分け入つても分け入つても青い山」の句が紹介され、
「歩いても歩いても青い山」 では平凡でつまらないと、
「分け入つても」という言葉が、力強いですとのこと。
分け入つても分け入っても 山頭火の解くすべもない惑いは消えていません。
その後、分け入ったあと、
「分け入れば水音」の句ができています。
分け入って、そこに水音を見つけるのです。
きれいに流れるせせらぎ、水そのものではなく水の音、音を感じるのです。
尾崎放哉の
「咳をしても一人」の句よりも、
放哉に和して つくった山頭火の
「鴉啼いてわたしも一人」の句の方がいいという持論を述べられました。
放哉の句は、ほんとうに一人ぼっちで、淋しい限りでそこには誰もいないと。
山頭火の句には、カラスが出てきたり、コウロギがいたり
蝶やトンボが必ず登場します。
石寒太だと思ったけれど、山頭火の句はバックに「明るさ」がある、放哉の句はただただ「暗い」と。
山頭火の句は淋しさの中に、ユーモアとその向こうに希望を求める明るさがある。
そのように思えました。
ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯 湯田温泉句碑
左:山頭火句碑 音もなつかしい流れをわたる (山陽自動車道、佐波川サービスエリア)
右:句碑裏の山頭火うしろ姿のシルエット