今週の山頭火句

今週の山頭火句 ひらくより蝶がはなのうへ 山頭火
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2022年9月1日木曜日

「開館5周年記念 山頭火ふるさと館」と「第23回 九月は日奈久で山頭火」

 「山頭火ふるさと館」「日奈久温泉観光案内所」からのお知らせです。

 ①種田山頭火生誕140年の特別企画展

  山頭火と芭蕉・良寛 ~尊敬した先人たち~


②九月は日奈久で山頭火



2021年5月31日月曜日

「一草庵」の休館を、6月1日より解除します。

 <お知らせ>

「一草庵」の休館を、6月1日より解除します。

一草庵も日常の活動を再開することのなりましたが、コロナ感染警戒期間は続きますので

今までどうり感染予防をお願いします。







2021年5月13日木曜日

一草庵の休園の延長! 5月31日まで。

  〈 緊急のお知らせ >

新型コロナ感染症の拡大防止、ウイルスまん延危機のため、

一草庵の休園は、5月31日まで延長いたします。



 読売新聞の井手記者が、『一草庵で生まれた俳句』冊子を紹介、掲載してくれましたので、添付します。



2021年4月29日木曜日

『第16回俳句一草庵賞』を発表します。



 第16回俳句一草庵賞がきまりましたので、発表します。

コロナウイルスの関連で、一草庵で公開俳句大会を開催することはできませんでしたが、
一人限定2句で635句(一般の部 351句、高校等の部 114句)の応募投句がありました。俳句選者の先生と、俳句一草庵スタッフで各賞を決定させていただきました。
                    
                    

                 

俳句一草庵大賞

たましひのいつたりきたりしてうらら     松山市 大野フミエ
①「たましい」は亡くなった方のものとも自分のものとも読めるのだが、作者自身の魂
と読んだ。うららかな日差しの中、公園のベンチにでも腰かけているのだろうか。
作者は無防備に座っている。たましいはそんな作者を出ていき、また戻ってくる。
すべて平がなでの表記も効果的である。(小西)
⓶ 目に見えぬ「たましひ」であるが、「いつたりきたり」がまさに「うらら」。暖かく
心地よい春の中でたましひ遊びをしている作者像がみえてくる。(白石)
        
松山市文化協会会長賞
 
満開の花に飛び込むすべり台         松山市 長澤久仁子
 桜の高さと滑り台の高さとがピッタリとはまって、まるでジェットコースターにでも乗っているような臨場感を感じました。桜が満開の公園にある滑り台を滑る、という光景をここまで言葉を省略して言えるとは素晴らしい。(キム・チャンヒ)
 
山頭火一浴一杯賞(水口酒造協賛)

ひかりそうなくらい犬をなでる    三重県名張 宮崎紘陽
こんなに言葉少なに犬への愛情が伝わってくる俳句は、初めて読みました。
いつまでもなでている様子と、美しい犬の毛並みとが、両方見えてきました。
(キム・チャンヒ) 

山頭火柿しぐれ賞(白石本舗協賛)

まだ除染終わらぬ田畑に黄水仙      日浦小中学校 土居千紘
  まだなのか、と改めて思う。東北大震災の福島の原発事故を詠んだことは間違いないだろうが、胸が痛くなる。しかし、そこには黄水仙が咲いた。それがぼくたちの希望である。(小西)



《小西昭夫選》
一般の部・特選
たましひのいつたりきたりしてうらら   松山市 大野フミエ

 一般の部・入選
チューリップ赤い音して散りにけり       八幡浜市 松下陽子
 チューリップの花びらは静かに散る。そこに音を感じる感性に脱帽する。しかも、
チューリップは赤い音をして散るのだ。まいったなあ。言葉からの発想かもしれない
が、見事である。

高校等の部・特選

まだ除染終わらぬ田畑に黄水仙     日浦小中学校 土居千紘


高校等の部・入選

青い空紋白蝶を呑み込んだ                吉城高 柚原一穂

 青い空と白い蝶。色の対比がきれいだが、作者は紋白蝶を見失った。それを青い空 
 が紋白蝶を呑み込んだと表現した。呑み込んだという荒っぽい表現には青春期の不
 安が見事に書かれている。

《白石司子選》
一般の部・特選
きっとまた逢えるはずだよ飛花落花    大洲市 清水星凛
上五・中七は飛花落花に対する思いでもあり、コロナ禍で会えない人達に対する思いでもある。「きっとまた逢えるはずだよ」の口語が明るい。

一般の部・入選
たましひのいつたりきたりしてうらら 松山市 大野フミエ
  

高校等の部・特選
美しき花鳥風月花粉症      坂戸ろう学園 佐々木彩乃
自然の風物を楽しむ「花鳥風月」、また、虚子の俳句理念である「花鳥諷詠」。
美しく、普遍的と思われるものから、不快感を伴う下五への飛躍が、「明易や花鳥諷詠南無阿弥陀」を詠んだ虚子からすれば、まさに「花粉症」としか言いようのない秋櫻子や誓子の新興俳句運動をも思わせる。

 高校の部・入選  
菜の花や風と一緒にクラス替                吉城高 水上琴実 
目に見えず、次の瞬間には消える「風と一緒に」が、期待と不安の入り交じった
クラス替を想像させるが、上五の「菜の花」との取り合わせが一句を明るいもの
にしている。

《本郷和子選》
一般の部・特選
天に星地に犬ふぐり地動説            大分県国東市 吾亦紅
地球が太陽のまわりを巡るのだというコペルニクスの説が地動説である。
太陽の恩恵により地球は生きている。夜には宙に星がまたたき、春には犬ふぐりが
まるで星にように散りばめられて咲く。スケールの大きさから足元の小さな花に視
点を置き一句は完成している。

一般の部・入選
わだかまる心解きぬ春の月        松山市 西野周次
人はだれしも、わだかまる心を持つ時があっろう。秋の月は清(さや)けく、冬の月は冴え、春の月は朧である。春の月のあの優しくふんわりとおぼろなる美しさを見ているとわだかまりは次第に解(ほど)かれていくのだ。

高校の部・特選
 石鹸玉太陽の中暴れゆく          吉城高 加藤 凛
 しゃぼん玉を空へ向かって吹くと太陽の方へ飛んだ。大小何十というしゃぼん
 が一斉に飛んでゆく。それはまるで太陽の中を暴れてゆくようだととらえた。しゃ
 ぼん玉のかわいいイメージを一転させるおもしろい表現となった。

 高校等の部・入選
  うららかや何も聴かないヘッドフォン   松山東高 大空拓海
 春の日が輝き、明るくやわらかい日差の中、若者はベッドフォンをうけて歩いて
 いる。又は、ぼんやりと坐っているのか。そのヘッドフォンからは、何も聴こえな
 い、いや聴かないのである。作者は今、何より「うららか」に勝るものはないと思
 ってるのだろう。

《キム・チャンヒ 選》
一般の部・特選
ひかりそうなくらい犬をなでる     三重県名張 宮崎紘陽
こんなに言葉少なに犬への愛情が伝わってくる俳句は、初めて読みました。
いつまでもなでている様子と、美しい犬の毛並みとが、両方見えてきました。

一般の部・入選
満開の花に飛び込むすべり台     松山市 長澤久仁子
桜の高さと滑り台の高さとがピッタリとはまって、まるでジェットコースターにでも乗っているような臨場感を感じました。桜が満開の公園にある滑り台を滑る、という光景をここまで言葉を省略して言えるとは素晴らしい。

高校の部・特選
 やわらかきチョークの匂い春の風   今治西伯方分校 田頭京花
語順がいい。「やわらかきチョーク」までの不思議。続けて、やわらかいのは
「チョーク」ではなく、「チョークの匂い」であると分かり、はっとさせら
れました。下五の「春の風」が、この句の世界すべてを包み込み、読者を納得
させます。
 
 高校等の部・入選
  春風や保育士になると言い放つ                        吉城高 岩 愛子
 高浜虚子の「春風や闘志いだきて丘に立つ」のオマージュとして読みました。
強い意志を感じるけれど、自分の内側に向かって行っているようにも感じます.
しかし「春風や保育士になると言い放つ」は、荒っぽく外に向かって、自分の夢を宣言しているところが、とても現代的に感じられました。保育士という職業に対する敬意も感じられます。

《まつやま山頭火倶楽部賞》 
 残雪やスパイス匂うカレー店                水沢高 髙橋朱音 
春になっても雪はまだ山に残っている。眼前に、カレー店の爽やか辛さのスパイス
胸一杯に匂う、店は春満開ようだ。説明の言葉はないが、バックの残雪とス
パイスカレー店の取り合わせの景は大きい。言いおほせて何かある。

どうしても逆立ちしたきてるてるぼうず         飛騨神岡高 森下朋花
この句を読んだ時、なんてかわいい句だろうと思った。どうしても逆立ちしたきと は? 作者は、その日には雨がふってほしかったのだろうか。皆で作ったてるてる坊主を逆さ坊主にすることはできない。そんな気持ちが、かわいく溢れている。
あるいは、天気にしてと皆に期待されているてるてる坊主さん。でも期待にそえないかもしれないと思うてるてる坊主の心の声が聞こえてきたのだろうか。逆立ちしたくなったてるれる坊主の気持ちを、肌で感じているあなたの優しさに拍手します。

    春菊と回覧板の置かれたる                愛光高 荒木咲良
 春菊の旬は、十一月から三月。冬の鍋料理に春菊は欠かせない。だけど春に菊に似た花を咲かせる、春菊って美しい名前ですね。冬の食用だけど春の香りがする。春菊と回覧板のシンプルな取り合わせが面白い。回覧板には春菊のことは何も書かれていなはずだが、早く春菊の香りと苦みを早く味わってくださいという声が聞こえてきた。

時流れ人影も行きただ枯れ木      台湾致理科技大學  羅仁慶

俳句は今を詠む、今を捉えるとよく言われる。時の経過を詠むのが難しいからだ。作者は黙って眼前の時の流れをみているのだが・・・。“ただ”の言葉に作者の想いと詩情が溢れている。

今日29日に、公開俳句大会「俳句一草庵」は、開催できませんでしたが、

一草庵へ行き、山頭火さんに報告させていただきました。

愛媛CATVさんが、取材に来てました、ニュースで流してくれるそうです。


インターネットで「youtube 俳句一草庵」を検索すると、
その俳句賞決定の映像が閲覧できます。







2021年4月24日土曜日

第16回俳句一草庵の俳句トーナメント表

  4月29日の公開俳句大会「第16回俳句一草庵」は、コロナ感染防止のため、

開催できなくなりました。

 応募投句635句(一人2句限定)より、当日用選句トーナメント表(一次予選句)が

できましたので掲載します。

この中より、29日に「俳句一草庵大賞」「松山市文化協会会長賞」「山頭火一浴一杯賞」

「山頭火柿しぐれ賞」を決めます。あなたも選句してみませんか。





 愛媛新聞の山本記者が、俳句冊子『一草庵で生まれた俳句』を紹介してくれました。
   貼り付けでおきます。  

                 

 



2021年4月19日月曜日

ご連絡 公開俳句大会「第16回俳句一草庵」の開催を中止します。

 <お知らせ>

 愛媛県は、新型コロナウイルスまん延危機のため、「感染対策期」を5月19日まで

延長されました。

 これを受けて、残念ではありますが、4月29日の公開俳句大会「俳句一草庵」の開催を

中止させていただきます。併せて、「第31回山頭火俳句ポスト賞」の表彰式も中止としま

す。

今回の「俳句一草庵」への応募投句は、一般の部 441句、高校生等の部へは、194句

合計635句の投句(一人限定2句)がありました。それぞれの各賞は、選者の先生、

スタッフにより29日選定し発表させていただきます。

全国各地の方々、台湾からの投句、本当にありがとうございました。







2021年3月19日金曜日

第31回山頭火俳句ポスト賞の発表

 第31回山頭火俳句ポスト賞を発表します。

                   

                      

 (投句期間 令和2年9~令和3年2月28日)                                              

表彰式は、4月29日(祝)の公開俳句大会「俳句一草庵」会場で行います。
               
                    
   一草庵の「山頭火俳句ポスト」に投句された俳句は、165句
   新型コロナの関係で、県外の投句は、五句(長野県伊那市、横浜市、徳島市)。
                   
  

         

  








山頭火俳句ポスト大賞     
  初紅葉今年も生者として見る   松山市 田村七重
【評】いつの時代も我々人間に降りかかるさまざまな災厄。そして、はなやかな中に散る寂しさを感じさせる紅葉だが、「初」、そして他を類推させる助詞「も」が、多くを想像させ、「来年も」、また、「亡くなられた人々の分も」という、作者の生に対する力強さを思わせる。「生者として見る」の断定がいい。(白石)

山頭火一浴一杯賞
あの世ではこの世があの世秋深し       松山市 かめいたかし
【評】あの世とは、浄土、天上界、仙境、常世(とこよ)などなどと言う。今私たちのいるこの世は現世。あの世に行けば現世はあの世になるという。なるほど、してみればこの世とあの世は確実に一本の道で繋がっている。そして境目はないのだ。あの世に行けば、今のこの世のことをどう思うのであろう。秋深くなって、いよいよ人生感、死生感を深くするのだ。(本郷)

 
山頭火柿しぐれ賞
鵙一声一草庵に響きけり                   西条市  丸山英子
【評】一草庵終極の光りは浄らかである。今こそ静かに想えば、寿命の長短
など観念の影であろう。鋭い一声の生命と一瞬の光が宿る。(髙橋)
     
小西昭夫選
【特選】
日の短かきをことりしきりに鳴く         松山市 福岡美香
【評】短い冬の日に小鳥がしきりに鳴いている。そんな小鳥っていたっけとツッコミを入れたくもなるのだが、そこがこの句の面白いところだ。個人的には鶲や鶺鴒が浮かぶのだが、どちらも秋の季語である。そんなことに拘らないのが自由律のいいところだ。七三六のリズムも愉快である。新しい小鳥の姿を見せてもらった。個人的には「ことり」は「小鳥」と書きたい。「ことり」だと「小鳥」がひらがなに埋没してしまうと思うから。
【入選】
あの世ではこの世があの世秋深し      松山市 かめいたかし
【評】面白いなあ。確かにあの世から見ればこの世があの世なのだ。この価値の相対化が出色だ。季語の「秋深し」ももの思わせる。ただ、この句の欠点を言えば、面白さの面目である「あの世ではこの世があの世」という認識が少し理屈っぽいところ。つまり、意味重視の句づくりになっているのである。すぐれた俳句は意味から自由である。

  
白石司子選
【特選】
 春耕や土黒々と深呼吸                   松山市  近藤節子
【評】「春耕」に「土」は少し近いような気もするが、黒ではなく、鮮やかな黒さで
「黒々」が、大地の輝き・重み、また、耕すことに対する作者の意気込みみたいなもの
を感じさせる。「深呼吸」しているのは、土でもあり、作者でもあるという解釈も可能だ。

【入選】  
おでん酒病自慢の始まりぬ               松山市 北村まさこ 
【評】庶民的で和やかな席を思わせる「おでん酒」。お酒がすすむごとに話題
となるのは、もっぱら孫の話かと思えば「病自慢」なのである。足腰などが衰
えるのも、いろいろなところが痛くなるのも生きていればこそ!おおらかで明
るい句である。
    
本郷和子選 
【特選】
晩年は障子明りに目覚めたし          松山市 今岡美喜子
【評】いつからを晩年というのか、現役を退き、子育ても終え、壮年期から老年期に入り、これからはゆっくりと残生を過ごしたいと思う。目覚まし時計も無縁となり、朝日の差す障子の明りによって目覚める。なんと健康的で、安らかな朝であることよ。だれしもの願望を込めた一句であろう。

【入選】
波止浜のクレーンはあくび春の風     松山市 奥村繁子
【評】造船所の林立するクレーンが欠伸をしているのだ。作者が見ている時、クレーンは退屈で静止していたのか、それとも大きく動いている様を欠伸しているようだと捉えたのか、どちらにしても独自の発想がおもしろい。欠伸に春の風の季語がマッチして巧みである。
         
髙橋正治選 
【特選】
不出来な苗にも春の夢                          松山市  西村きよし
【評】ほどよいしめりある畑、雑草をとったり耕したり、裸足で踏む春の土は温かい。土は春の光りを受けて、ふところをひろげる。母なる大地は全てを受けいれる。晴れた大空へ、まっすぐ一路に伸びるだろう。

【入選】
額縁の埃を払おう近いうちに          松山市 松崎赤子
【評】今年もその日が近づいてきた。合掌にこめるはその人と心を通わす。やさしい表情と心配り、合掌は愛と慈悲である。人として最も美しい姿である。


                  

2020年11月21日土曜日

山頭火80周年記念事業、伊予銀行地域文化活動の助成を受ける!

  まつやま山頭火倶楽部は、「伊予銀行地域文化活動助成金」を受けました。(11月5日)

  これを機に、山頭火没後80周年の記念として、次のことを行います。

山頭火が、生前に世に向かって公に出版した自選一代句集『草木塔』の誤謬版がでまわっています。山頭火さんが、天国で怒って泣いてようです。

よって、『草木塔』の誤謬訂正版を出版したいと思います。

もう一つは、昭和15年10月11日の追悼句会で満場一致で決まっていた野村朱鱗洞と種田山頭火の句碑建立がそのままになっているので、山頭火が毎日のように英霊に参拝していた護国神社に、そこにある万葉苑に山頭火・朱鱗洞の合同句碑を建てたいと考えています。









2020年11月12日木曜日

お知らせ「山頭火 没後80周年記念切手」が販売されています。

 山頭火没後80年を記念して、山頭火の俳句をデザインした切手が発行されました。

是非、ご利用下さい。


切手の概要
名称山頭火没後80周年記念
販売開始日令和2年11月11日(水曜日)
販売部数500シート(愛媛県250シート、山口県250シート)

販売郵便局

愛媛県:松山市内の全郵便局(計66局)
※一部の簡易郵便局は除きます。
※松山市以外の愛媛県内の郵便局はお取り寄せで販売します。
山口県:周南地区連絡会の全郵便局(計95局)

セット構成1シート 84円切手×10枚
販売単位セット単位で販売します
価格

1セット 1,330円(税込) ※郵便局での通常販売価格


2020年9月12日土曜日

元気を出そう!没後80年「山頭火一草庵まつり」。

  コロナで自粛中の皆さまへ
  元気を出そう!「山頭火一草庵まつり」を山頭火の命日10月11日に開催し
  ます。三密を避けるために、「山頭火俳句でアート展」を企画しました。




  
       お手手こぼれるその一粒一粒をいただく  山頭火

     この句は山頭火58歳の秋、土佐の安芸から高知にでるまでの遍路途上の作。

   軒に立ってお経をよみ、つつましくお米をいただく山頭火の姿が見えてくる。

   坊やをだっこしたお母さん、坊やは僕がやるいって小さな手で握ってくれるのだが、

   その手からぱらぱらとお米が地にこぼれる。それをもったいないと、腰をかがめて、

   山頭火は、一粒一粒拾う。


    <内容・スケジュール<>
    ◇山頭火一草忌(81回忌)
        10月11日(日)9:00~9:30
        会場 一草庵

    ◇第11回山頭火検定   
        10月11日(日)13:00~14:30
        会場 清水公民館(松山市清水町3丁目170-4)

    ◇第30回山頭火俳句ポスト表彰式
        10月11日(日) 13:30~14:30
        会場 一草庵

    ◇山頭火俳句でアート展
        10月4日(日)~11日(日) 9:00~16:00
        会場 一草庵広場

    ◇山頭火トークイベント
        10月10日(土)、11日(日) 15:00~16:00
        会場 一草庵広場
        ●芥川賞作家・町田康エッセイの朗読
         町田康さんのご協力を得て、
         Web新小説「寺小屋山頭火」のエッセイを朗読させて
         いただきます。
        ●早坂暁ドラマ制作の秘話を語る
         NHKドラマ「何でこんなに淋しい風ふく」を手掛けた
         早坂暁さんのドラマ制作秘話などを語ります。

      


           <アート展案内用葉書きです。>
        


     

2020年9月1日火曜日

令和2年「第11回山頭火検定」受験者募集!

 「山頭火検定」募集のお知らせです。

コロナ禍に関連で、ステイ・ホームされている方も多いのではないでしょうか。

山頭火を勉強されて、「山頭火検定」に挑戦してませんか。



 第11回山頭火検定


試  験 日  令和2年10月11日(日) 13:00~14:30


試験会場  松山市清水町3-170-24(℡ 089-924-7075)


検定料   一般 ¥1000  高校生以下  ¥500

      検定料の振込は、最寄の郵便局の「振込取扱票」で。
      ・振込先 口座記号番号 01680-3ー108377    
      ・加入者名   まつやま山頭火検定実行委員会            

募集期間  8月26日(水)~10月4日(日)


申込方法  ハガキにて、下記の申込先へ。
       (住所・氏名・電話番号・年齢・性別を記入)

試験要項  60問・択一式  正解率70%で合格認定。


『山頭火検定・公式テキスト』(¥600)より90%出題。








2020年8月27日木曜日

一草庵の「案内板」ができました!

 一草庵に訪問したい人が、どのが入り口がわからないとよく言われていましたが、

「一草庵」の案内板が出来ましたので、お知らせ致します。

松山市教育委員会が、多くの人に立ち寄っていただきたいと、設置してくれました。





2020年4月30日木曜日

緊急連絡:一草庵は5月10日まで休館します。

 「緊急事態宣言」がまだ解除されておらず、一草庵においても、コロナウイルス感染拡大を防止するため、5月10日まで休館することとなりました。



2020年4月29日水曜日

第15回俳句一草庵賞を発表します。

第15回俳句一草庵賞を発表します。
コロナウイルスの関連で、一草庵で公開俳句大会を開催することはできませんでしたが、
465句(一般の部 351句、高校等の部 114句)の応募がありました。
俳句選者の先生と、俳句一草庵スタッフで各賞を選句させていただきました。



俳句一草庵大賞

未来図に九十のわれ雛飾る      松山市 岡田早苗
 どんな年齢であれ未来はある。作者は90歳であるが未来図を持っているのだ。
 「雛飾る」によってその穏やかな日々を迎え、まだまだ続く未来に希望を描いて
   いる嬉しい一句である。(本郷)
        
松山市文化協会会長賞
 
蒲公英の青春はここわが母校   吉城高校 千田清高
  ①青春を謳歌した三年間のわが母校。中七の「青春はここ」と断定した母校で
  ある。蒲公英の絮は将来の夢に向い飛んでいくのだ。蒲公英は作者であろう。(本郷)
  ②擬人化した蒲公英の青春がここわが母校にあるということと、作者の青春が
  わが母校にあるという意味がかけられている。うらやましいような青春だ。(小西)
 
山頭火一浴一杯賞(水口酒造協賛)

春の月枕としたる山頭火       大洲市 板倉肱泉 
  宵の空に春の月が昇る。春の月を美しいと愛でる山頭火がいる。山頭火と一献交えたくなった。(高橋)

山頭火柿しぐれ賞(白石本舗協賛)

草萌や寺の隣の小さき庵        松山市 神野睦子
「寺の隣の小さき庵」は、山頭火が「おちついて死ねさうな草萌ゆる」と詠んだ
一草庵。そこには柿の木もある。(小西)



《小西昭夫選》
一般の部・特選
春風につけ込む隙をくれてやる    藤沢市 河本朋広
 やわらかな上五の春風に、中七下五のつけ込む隙をくれてやるという乱暴な表
 現が意表を突く。現状の何かへの作者の怒りが伝わってくる。

 一般の部・入選
休校もコロナも知らず亀鳴くや   松山市 白川睦子
 新型コロナウイルスは一向に収まる気配を見せない。実際には鳴かない「亀鳴
 く」という季語を使って休校もコロナも嘘であってほしいという祈りが切ない。

高校等の部・特選

口づけるやうに死にゆく春の蝶  松山西中等教育高校 岡崎唯
死にゆく蝶から口づけを連想し、春の季語である蝶をあえて春の蝶と詠んだ。
エロスとタナトスを詠んだ青春の過剰なエネルギーに脱帽する。

高校等の部・入選
         
蒲公英の青春はここわが母校   吉城高等学校 千田清高
 擬人化した蒲公英の青春がここわが母校にあるということと、作者の青春が
 わが母校にあるという意味がかけられている。うらやましいような青春だ。(小西)

《白石司子選》
一般の部・特選
初恋は初蝶の触覚の震え         松山市 越智敦子
「初」の繰り返しが初々しさを感じさせ、それが「触覚の震え」と上手く響
き合う。また、初恋イコール初蝶の触覚の震えであるという断定感もいい。

一般の部・入選
春ショール重き戸籍を脱ぎ捨てる            今治市 鈴鹿洋子
  
防寒用の冬物に比べ、明るく軽い「春ショール」。作者はそれをふんわりと
纏った時、自身の生の証ともいえる家庭関係などを記載した重い戸籍を脱ぎ
捨てたような感覚におそわれたのである。

高校等の部・特選
ウイルスの名の神めくや種選  名古屋高校 篠原圭太

細胞に寄生して増殖するウイルス。「神めく」の言葉の斡旋、また季語「種選」
との取り合わせがダーウィンの「種の起源」を思わせる。種は選ばれ、変異後に
生き残るのはウイルスなのかもしれない。


 高校の部・入選  
 学校の見える北窓ぐいと開け   吉城学校 立道寛人

休校が続いているので、コロナ禍による社会的俳句という受け取り方もでき
る句だ。「ぐいと」のオノマトペが効果的で、北窓開けるという行為に学校に
行けぬ鬱屈感からの解放みたいなものを感じる。

《本郷和子選》
一般の部・特選
未来図に九十のわれ雛飾る                松山  岡田早苗
どんな年齢であれ未来はある。作者は90歳であるが未来図を持っているのだ。
「雛飾る」によってその穏やかな日々を迎え、まだまだ続く未来に希望を描いて
る嬉しい一句である。

一般の部・入選
散り終えて桜のびのび大あくび  宮城県登来市  佐々木陽子
満開の桜は次々と散り始め、すべて散り終えた時、桜の木は安息の時を迎え
る。やっと勤めを果たし、人間のように伸び伸びと大あくびをする。擬人化
の面白さがあり愉快だ。

高校の部・特選
 蒲公英の青春はここわが母校      吉城高校 千田清高
  青春を謳歌した三年間のわが母校。中七の「青春はここ」と断定した母校で
  ある。蒲公英の絮は将来の夢に向い飛んでいくのだ。蒲公英は作者であろう

 高校等の部・入選
  石鹸玉の中へ碧空いれましょう     吉城高校 宮本明佳
  しゃぼん玉に青空や、木や草、自分の顔が映るという句は多いが「入れまし
  ょう」という口語の下五がやさしく生きている

《髙橋正治選》
一般の部・特選
土の声聞いてぐんぐんチューリップ         八幡浜市  松下陽子 
空が浅みどりに晴れて日の光がうららかである。春は土から湧いてくる。
大地はあたゝかいふところをひろげる。土は母なる大地だから。

一般の部・入選
冬の星見上げる口が開いている     松山市 宇都宮駿介
見上げる星は一糸乱れぬ整然たる姿である。何という大神秘、凍てた大地に立ち
つくす。太古と今を一体として輝きつづける。
冬の星座は何といってもオリオン座。

高校の部・特選
 枯野道次の角まで孤独なり        伯方高校 白石孝成
  不安の影も時が立てば薄くなるが、分からなかったことがわかり、出来なかっ
  たことが出来る。向かうとこには豊かさが待っている。腰骨を立て、胸をはって歩け歩け。

 高校等の部・入選

  満開の桜背後に一人立ち       飛騨神岡高校 米澤祐輝
  自分の顔に責任を持てば、知らず知らずの間にいい顔になる。うれしい時には
    うれしい花が咲こうではないか。身心共に健やかに明るく生き抜いていこう。

《まつやま山頭火倶楽部賞》
一般の部・特選
  たんぽぽのぽぽぽぽぽぽと一草庵   松山市 浅海好美
 一草庵には、明るくたんぽぽの花が咲いてくれる。庭の入り口から母屋の方までぽつぽつと咲き続き、まるで客人を案内しているようだ。そしてやがて山頭火のように、絮毛となり風に乗って消えてゆく。
 高校等の部・特選  
春北斗観察記録の点つなぐ         水沢高校  高橋朱音
春半ばの北斗七星は、はっきりと見えて美しい。北の方角を教えてくれる北極星
を見つけるのに役立ち、航海の目印にもした。「観察記録の点つなぐ」、何の観察だろうか。作者は何か新しいものを発見したのだろう。その喜びが伝わってきた。
  
 
 ※4月29日、俳句大会が中止になったが、一草庵を覗いてみた。
女の子が、たんぽぽの絮を風にとばしていた。コロナウイルスもいない一草庵の長閑な
風景でした。