今週の山頭火句

今週の山頭火句 旅のかきおき書きかへておく  山頭火

2010年10月24日日曜日

「第19回全国山頭火フォーラム in 川棚温泉」

川棚温泉交流センター・川棚の杜で開催された、全国山頭火フォーラムに参加。
講演する直木賞作家・古川薫氏
記念講演として、下関生まれの直木賞作家・古川薫氏の「 望郷の地平を行く山頭火ー漂泊の日記に映る山口県」
と題したお話がありました。

川棚温泉郷を訪ねた機会に、周辺の山頭火句碑めぐりをしました。
どうしようもない私が歩いている (長門市仙崎・円求寺)
炭車が空を山のみどりからみどりへ(麦川小学校道路沿い)
よい宿でどちらも山で前は酒屋で (美祢市大嶺酒造前)
其中雪ふる一人として火をたく (長門市油谷・西光寺)
いつしか明けてゐる茶の花 (其中庵)
はるがぜのはちのこひとつ (其中庵)
ほろほろ酔うて木の葉ふる (湯田温泉高田公園)
湧いてあふれる中にねている (川棚・妙青寺)
母よ、うどんそなえてわたくしもいたゞきます (其中庵)
  山頭火が実際に足を運んだ場所にある句碑めぐりをして、山頭火の足音、息づかいが感じられました。