今週の山頭火句

今週の山頭火句 笠にとんぼをとまらせてあるく  山頭火

2014年6月23日月曜日

「文学の薫る街」(FM東京・FM愛媛共同制作) 6月29日19:00~オンエアー。

「文学の薫る街」
 道後温泉本館改修百二十周年特別番組が、6月29日(日)<19:00~19:55>オンエアーされます、全国放送で。

FM愛媛番組紹介


 FM愛媛さんから、文学の街・松山の魅力を番組にしたい、ぜひ山頭火さんゆかりの一草庵の取材もしたいとの電話をいただいた。6月8日(日)のことだった。

 どうも、ハードなスケジュールのようで、なかなか来られないのでベンチで寝ていた。

芥川賞作家の平野啓一郎さんが来られた。打合せも何もなかった、好き勝手に山頭火のことを話したと思う、さぞ迷惑なことだったろう。

”旅につかれた男が一人、落ち着いて死ねそうな街・松山へやってきて、一代句集「草木塔」を完成させて、好きなお酒を飲んでコロリ往生……。

山頭火が人生の終着駅・一草庵で最後に残したものは、生と死を見つめてつくった
つぶやき、問いかけ、共感を呼ぶ句集「草木塔」と、一緒に旅をした「鉄鉢」だった。

    うしろすがたのしぐれてゆくか

    と詠った男は、今も

   もりもりもりあがる雲へ歩む

        文学の薫る街は、山頭火にとっては

    おちついて死ねさうな草萌ゆる

     街であった。


その句集「草木塔」の最後の言葉、
 「所詮は自分を知ることである。私は私の愚を守ろう。」
        (昭和十五年二月、御幸山麓一草庵にて 山頭火) を紹介したら、

平野さんが、「わかります。」と一言いってくれた。
なんとなく嬉しかった。

 番組紹介に、山頭火の名前も載っているので、少しは放送してくれることだろう。
山頭火ファンの皆さん、機会があればお聴きください。


作家・平野啓一郎さんとプロデューサー・松任谷玉子さん

 平野さん、爽やかで、ちょっとふっくらしていて落ち着いた感じ、親しみが持てました。
 松任谷さん、エフエム東京のプロデューサー。ユーミンの御主人・松任谷正隆さんは伯父さん。素敵な絵を描かれている松任谷國子さんは、ご親戚。玉子さん、素敵な人でした。


今、斑入り紫陽花に誘われる一草庵です。