10月10日(月・祝)に「山頭火一草庵まつり」を開催します。
今回は、琵琶で山頭火を語ります。
皆さん、琵琶を聴きながら、俳人山頭火を旅してみませんか!
開催日 平成28年10月10日(月・祝) 15:00~16:00
開催場所 一草庵広場(護国神社西隣)
※ 水口酒造株式会社、土屋水産株式会社、大和屋別荘、かわさき眼科、愛麺株式会社
浦屋病院、椿神社が協賛してくれています。
この琵琶の曲は、大山澄太さんが作詞、佐竹(田村)旭都さんが作曲、昭和31年に作られました。
澄太さん、ご存命の時は山頭火の命日に演奏されていました。
絶品の詩を紹介しておきます。
筑前琵琶 俳人山頭火 作詞 大山澄太 作曲演奏 田村旭都
生を明らめ 死を明らむるは
佛家一大事の 因縁なり
都の西北 早稲田の森に
学びし頃の 黒髪を
剃って棄てたる 山頭火
墨染めの衣に あじろ笠
ふかくかむりて 鉢の子を
片手にもちて ひょうひょうと
旅しつづける 幾山河
芭蕉の道に あこがれて
良寛さまを 慕いつつ
奥の細道 たどりける
(省 略)
「山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし ( 句集『草木塔』 ~山行水行~扉の詞なり)
分け入つても分け入つても青い山
分け入つても分け入つても青い山
ああなつかしき たらちねの
母の位牌を おいづるの
底におさめて お四国の
遍路を終えて 松山なる
一草庵に 住みてより
友あり酒あり 湯もありて
伊予の風土を 愛しつつ
腹はへっても 句は作り
『草木塔』を 世に出しぬ
うれしいこともかなしいことも草しげる
おちついて死ねさうな草枯るる
しぐれて柿の葉のいよいようつくしく
無一物中 無尽蔵
いのちをかけて 俳三昧
天地一杯に 詠いける
その名も高し 山頭火
その名はゆかし 山頭火