今週の山頭火句

今週の山頭火句 旅のかきおき書きかへておく  山頭火

2019年2月28日木曜日

ドナルド・キーンさんを偲んで

 ドナルド・キーンさんが、2月24日に亡くなられた。96歳。
松山へ来てくれた日のことを思い出す。
2009年10月11日、全国山頭火ファーラムにて、子規記念博物館で
特別記念講演をしていただいた。
 演題は「松山ゆかりの文人たち」~子規・漱石・遼太郎、そして山頭火~
山頭火のことは、まだ勉強不足なので、”松山ゆかりの文人”に含めてお話しますととのことで承諾いただいた。
 子規博の前で、お迎えした、頭も深く深くさげ、微笑んでくれた姿を今も思い出します。その時の収録DVDが見つかったので、キーンさんを偲んでいます。
「晩年松山で過ごしたことは、偶然ではなく正岡子規とのつながりを示すものです」と締めくくられました。
そして、
道後のいい温泉に浸かり、いい旅館に泊めていただいでことを感謝しますと言われたのを覚えています。
 質問に答えて
山頭火の句の翻訳は、言葉は難しくないからやさしいです。翻訳して詩なるかどうかが問題です。詩にするためには言葉の選択が重要です。
だから、山頭火の翻訳は一番やさしくて、一番むつかしいと言ったほうがいい、と。