「山頭火検定」募集にあたって、こんなことを思いました。
多くの人に愛され、多くの人に支えられた山頭火さんは、日記を見てもわかるように、
決して人の悪口を書いていませんね。
皆さんは、空海や芭蕉が座右の銘とした漢の崔子玉(さいしぎょく)の「人の短を道(い)うこと無かれ、自分の長を説くこと無かれ」の言葉をご存知ですか。
きっと山頭火さんも、そのような心の持ち主であったろうと思われます。
次に、山頭火さんの三つの俳句が頭に浮かびました。
分け入つても分け入つても青い山
うしろすがたのしぐれてゆくか
もりもりもりあがる雲へあゆむ
山頭火さんの人生を歩く姿が見えてきませんか。
一草庵の落書帳に、若い女性の言葉がありました。
「一草庵は、わたしのパワー・スポットです。」
あなたも山頭火さんの生きざまや俳句を勉強し、
一草庵に来て山頭火さんのパワーを胸いっぱい吸い込んでみませんか。
評判となった『山頭火検定』を引き続き、この秋に実施します。
『山頭火検定』のご案内
試験日 平成23年10月10日(祝) 13:00~14:30
試験会場 清水公民館(℡ 089-924-7075)
(松山市清水町3丁目170-4)
検定料 一般 ¥1000 高校生以下 ¥500
検定料の振込は、最寄の郵便局の「振込取扱票」で。
・振込先 口座記号番号 01680-3ー108377
加入者名 まつやま山頭火検定実行委員会
募集期間 8月1日(月)~9月22日(木)
申込方法 ハガキまたはFAXで、下記の申込先へ。
(住所・氏名・電話番号・年齢・性別を記入。)
試験要項 60問・択一式 正解率70%で合格認定。
『山頭火検定・公式テキスト』(¥600)より90%出題。
(希望により、「山頭火検定対策講座」を開催。)
<申込先> 〒799-2651 愛媛県松山市堀江町甲1615-3
NPO法人まつやま山頭火倶楽部
TEL 090-6882-0004
FAX 089-978-5959
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旧テキストへ、誤字訂正と少し加筆を。
(テキスト販売所…一草庵、子規記念博物館、明屋書店本店・平田店・大街道店・空港通店・キヨスクJR松山駅)
本書は山頭火日記「行乞記」の冒頭の部分から始まります。
「私はまた旅に出た、…水は流れる、雲は動いて止まない、風がふけば木の葉が散る、魚ゆいて魚の如く、鳥はとんで鳥に似たり、それでは、二本の足よ、歩けるだけ歩け、行けるところまで行け…」。
芭蕉の『奥の細道』、鴨長明『方丈記』、吉田兼好『徒然草』の書き出しの名文に匹敵するような気がします。
最後のページには、筑前琵琶「俳人山頭火」の謡(うたい)の詞を掲載しました。
その一部を紹介。(作詞 大山澄太、作曲 田村旭都)
「…遍路を終えて松山なる一草庵に住みてより
友あり酒あり湯もありて 伊予の風土を愛しつつ
腹はへっても 句は作り 『草木塔』を世に出しぬ …
無一物中無尽蔵
いのちをかけて俳三昧 天地一杯に詠いける
その名も高し山頭火 その名はゆかし山頭火」。
検定試験のあと一草庵広場で、昭和32年にでき消え去っていた、このまぼろしの琵琶の名曲「俳人山頭火」、
名付けて“琵琶「俳人山頭火」再現コンサート”を開催します。
キャッチ・フレーズは、 まぼろしの琵琶「俳人山頭火」よみがえる!
ご期待ください。