今週の山頭火句

今週の山頭火句 さてどちらへ行かう風がふく  山頭火

2012年10月29日月曜日

山頭火・行乞記の故郷「宮川屋」のこと…。

熊本県人吉市の那須先生から、お便りをいただきました。
山頭火ファンの共有の情報としたいので、公表させていただきます。

「山頭火行乞記」の書き出しの名文は、人吉の宮川屋という宿屋で生まれました。

その「山頭火の宮川屋」の所在地が、謎のままで特定できてなかったのですが、ついに判明したのです。

実は、「第3回山頭火検定」にチャレンジしてくださった、人吉のOさん、Uさんから聞いた「宮川屋」の話を、2012.10.9のブログに紹介しました。
     http://santokaclub.blogspot.jp/2012/10/blog-post_9.html

”…この行乞記の序文を記した人吉の宮川屋の所在地がやっと判明したそうです。
「宮川屋を検証する会」の歯科医をされている那須智治さん(71)の調査の結果です。
その場所は、昭和19年の山田川山津波によって流出され跡形もなくなっているそうです
現地は復旧されないまま山田川河川敷となり、宮川屋前の道路には出町橋が継ぎ足されているそうです。”

 那須先生からの連絡、「出町橋」は以前はコンクリー橋に木造の橋を継いでいたそうですが、昭和49年7月に新しいコンクリートの橋ができ、今はその姿は残っていないそうです。

 宮川屋を知っている方、古老の方から聞き取って検証・確定することができたそうです。
頂いた資料を紹介します(那須歯科病院・那須智治氏提供)。
 人吉では、文化遺産として、人吉市の活性化につなげようと、「人吉・球磨 山頭火の会」を立ち上げるそうです。
 そのうち、出町橋に「山頭火・宮川屋跡地」として、その時に詠んだ

 焼捨てて日記の灰のこれだけか  山頭火

の句碑ができるかもしれません。

2012.8.26 週刊ひとよし

出町橋今昔

昭和19年以前の人吉出町橋界隅