山頭火が、生前、昭和15年4月28日に、世に公に出した自選一代句集『草木塔』初版
本の復刻版をNPO法人まつやま山頭火倶楽部で出版しました。
(「伊予銀行地域文化活動制度」の助成金を受けて)
(その後出版された句集『草木塔』に、句の文字が間違って版があったからです。18句以上間違っいる『草木塔』もありました。)
山頭火は、いまも人々の心の中に生きていると思う。
”分け入つても分け入つても青い山”
この旅立ちの句を知らない人は少ないでしょう。世の人々は、さびしいけれどもあたたかな
人間味のある純真な山頭火の句に魅了されます。
現在、初版本は図書館でも見つけることが難しい本になっています。
山頭火ファンの皆さまへ
是非、書店でお求めになってみては、いかがでしょうか。
山頭火一代句集『草木塔』の書誌は、昭和十五年四月二十八日発行。部数は七百部、定価三円、発行所は東京の八雲書林。造本は四六版、紙上装本。表紙は貼付の題簽、「草木塔」の署名は木版手刷り。函付。口絵写真二葉。本文は唐紙二百八十頁。五号活字で一頁三句組み、収録句数は七百一句、と記されている。(村上護)