今週の山頭火句

今週の山頭火句 ひらくより蝶がはなのうへ 山頭火

2021年10月2日土曜日

10月3日に、山頭火・朱鱗洞合同句碑除幕式を行います。

  コロナ感染防止に注意しながら、

 10月3日に、山頭火・朱鱗洞合同句碑除幕式を行います。




 <お知らせ>

「一草庵」の休館を、10月1日より解除します。

一草庵も日常の活動を再開することのなりましたが、今までどうりコロナ

感染防止をお願いします。




2021年9月27日月曜日

第32回山頭火俳句ポスト賞の発表

第32回山頭火俳句ポスト賞を発表します。

                   

                   

(投句期間 令和3年3月1日~8月31日) 
                                              
一草庵の「山頭火俳句ポスト」に投句された俳句は、212句。
表彰式は、10月3日(日)13:00~13:30
    「山頭火・朱鱗洞句碑除幕式」会場で実施します。
会場 愛媛県護国神社万葉苑西(松山市御幸1丁目476)
                 
    
    
山頭火俳句ポスト大賞
秋澄むや斜塔の如く立つ麒麟       松山市 西野周次                                                                                               
【評】キリンの立っている様を斜塔のようにと詠んだ。確かにキリンの首は長くこれほど背の高い動物は他にない。
背景の秋空とキリンの首が美しくその景が見えるようだ。
「如く」俳句を好まぬ人も多いが、例えば中七と下五を「麒麟の首は斜塔なる」としてはどうだろう。(本郷)

山頭火一浴一杯賞
団栗を句碑に供えて山翁忌             松山市 西 敏秋 
【評】団栗とは一草庵の恩人どんぐり先生の愛称でもある、人格の味にひかれた
山翁、お豆腐の味、二人の味が相会って相語るのであるから話は変っていてゆかいなものであったろう。(髙橋)
 
山頭火柿しぐれ賞
冷し酒今年も届く明太子             松山市 河村 章 
【評】いかにもお酒がお好きなことが分かる句である。飲んでたら明太子が
届いたのか、明太子が届いたから飲み始めたのか。毎年届く友からの明太
子である。友は作者のことをよく知っているのだろう。
酒もいいけど甘い柿しぐれもいいですよ。(小西)

小西昭夫選
【特選】蝉時雨の中一人シャッターを切る      藤沢市 前島大樹
【評】芭蕉の句ではないが、この句からは蝉時雨の騒がしさの中の閑けさを感
じる。蝉時雨の音しかないのだ。あとは一心不乱に切るシャッター音のみ。
被写体は分からないが自然と人間の対比が鮮やかである。

【入選】初デート少し残したアイスティー   松山市 宮田壽明
【評】ひやー、初々しいなあ。思い出の句だろうか、それとも若い人のリア
ルタイムの句だろうか。初デートで少し緊張している。だから、アイスティーも飲み切れなかったのだろうか。それとも「少し残した方がいい」という誰かのアドバイスだったのだろうか。アイスティーがオシャレ。
  
白石司子選
【特選】運慶の肉叢刻む雲の峰        松山市 小坂三国
【評】むくむくと湧きのぼる巨大な塔や山のかたちをした雲の峰に触発され、東大寺南大門の金剛力士像に代表される運慶の重量感ある力強い彫刻を思ったという二物衝撃句。
「肉叢(ししむら)刻む」がこの句の眼目である。

【入選】カレンダー捲れば一気に夏の海      松山市 亀井紀子
【評】原因・理由を示す助詞「ば」が、一句を理屈っぽくする場合もあるが、この句が成功しているのは、副詞「一気に」の斡旋、また、「夏」ではなく、「夏の海」への飛躍によるもの。キラキラ輝く夏の海が、まさに一気に眼前に広がってくるようだ。
  
本郷和子選 
【特選】海原の底からサーファー現れぬ      松山市 田村七重
【評】東京オリンピックでTVのウインドサーフィンを見た。
大きくうねる波が立ち上がる時、サーファーは息を呑むように豪快に波の上に現れる。
「海底の底から」という表現に心打たれた。

【入選】歳やけんもう逆らわん猫じゃらし   松山市 八木重明 
【評】この伊予弁にたとえようもなく惹かれる。又、この句の内容が良い。
猫じゃらしの風のまま揺れる様子は、物事に逆らわない有りのまま自然のままに生きる姿にも重なるのだ。この句は私自身納得の句である。
         
髙橋正治選 
【特選】蟻の列丸い地球をまっすぐに        松山市  松田洋一
【評】地球という自然は、物凄い活動の当体であるが不動に見える。
 動を不動の調和に支えられ、万物は今日の一瞬を悠々と保つ。

【入選】半夏生余命を如何に八十路坂       松山市 八木重明
【評】私と子供、私と誰か、平凡の毎日の中、いつもとは言えないが、やさしさや励ましを必要とするときこその役目がある。人生の言葉の深さがある。







                  

 

2021年9月15日水曜日

緊急連絡 9月13日以降も休庵します。

 「まん延防止等重点措置」が、9月12日に解除されましたが、

さらなる感染の防止拡大を防ぐために、一草庵を臨時休庵します。

 期 間   令和3年9月13日(月)から 当面の間





2021年8月19日木曜日

緊急連絡 一草庵を9月12日(日)まで、休園します。

  愛媛県は、「まん延防止等重点措置」適用に指定されましたので、

8月20日(金)~9月12日(日)まで休庵します。




2021年8月9日月曜日

「第12回山頭火検定」の受験者を募集します!

 「山頭火検定」募集のお知らせです。

コロナ禍から日常を取り戻し、

山頭火を勉強されて、「山頭火検定」に挑戦してませんか。




 第12回山頭火検定


試  験 日  令和年10月3日(日) 11:00~12:0


試験会場  松山市清水町3-170-24(℡ 089-924-7075)


検定料   一般 ¥1000  高校生以下  ¥500

      検定料の振込は、最寄の郵便局の「振込取扱票」で。
      ・振込先 口座記号番号 01680-3ー108377    
      ・加入者名   まつやま山頭火検定実行委員会            

募集期間  8月7日(土)~9月26日(日)


申込方法  ハガキにて、下記の申込先へ。
       (住所・氏名・電話番号・年齢・性別を記入)

試験要項  60問・択一式  正解率70%で合格認定。


『山頭火検定・公式テキスト』(¥600)より90%出題。




2021年7月12日月曜日

山頭火・朱鱗洞合同句碑建立にかかる寄付のお願い

  句碑建立に少しばかり、資金が不足しますので、寄付をお願いいたします。

 一口 5000円、2口以上ご協賛の方は、副碑を作成し、記名表記します。


振込口座番号を間違っていました。お詫びいたします。
正しい口座番号は、1366890です。
伊予銀行堀江支店 普通口座
口座名 特定非営利活動法人 まつやま山頭火倶楽部
締切は、8月30日とさせていただきます。





山頭火・朱鱗洞合同句碑の建立場所が決定しました!

山頭火没後80周年の最後の記念事業として、山頭火・朱鱗洞合同句碑の建立を進めていました。護国神社さまのご好意で、句碑設置場所が決まりました。感謝!感謝!

万葉苑手前の一草庵に近い処です。本年10月3日建立予定。



 山頭火の最後の面倒を見た髙橋一洵さんは、次のように言っています。

いつも5時までに起きていました。英霊を祀る護国神社の太鼓を寝て聞いてはバチがあたる

と顔を洗って机の上に線香を灯していたと。

 当時の護国神社の宮司さんも、このあたりで一番早起きは山頭火さんだと。

 護国神社の太鼓とともに起床し、参拝をし、句日記に護国神社参拝として、12句を残しています。

 句は、この中より選びました。

  蝉しぐれ英霊しみじみここにゐたまふ 山頭火

蝉しぐれをぬかづて聞く山頭火の真実の姿が目に浮かんできます。昭和15年8月29日の句。

朱鱗洞の句は、残された短冊の自筆を選びました。

  へうへうと人らすぎゆける風の中  朱

 遺稿句集「禮讃(らいさん)」身辺雑事大正2年の句。

 野村朱鱗洞は、松山が生んだ自由律俳句の天才です、山頭火をして「俳壇の啄木」といましめた人です。明治26年11月26日生まれ、大正7年、今のコロナのようなスペイン風邪にうつり、10月31日逝く。享年26。

少し朱鱗洞の句を紹介しておきます。きびしく切り詰めた短さの中に、凛とした抒情が漂っています。が

 いち早く枯るる草なれば実を結ぶ

 ふうりんにさびしさかぜがながれゆく

 ちんちろの遠い声かすれて

 しおさいほのかに月落ちしあとかな

 淋しき花があれば蝶蝶は寄りて行きけり

※句碑の石は、六角玄武岩の予定です。柱状節理ってご存じですか。     熔岩が冷却して、六角形のひび割れができた六角柱の岩石の集合体を柱状節理と言います。柱状節理の名所が日本にも沢山あります。北海道の層雲峡、福井県の東尋坊、兵庫県の玄武洞など。


          

この石に刻まれます。






2021年7月10日土曜日

会報「鉢の子」第50号 !

 会報「鉢の子」第50号が出来ましたので、紹介。

 <目 次>

 風の明暗 一草庵の山頭火    髙橋正治

 『髙橋さんの話』出版所感    金本房夫

 遺稿 山頭火の未発表書簡(八) 藤岡照房

 藤岡さんを偲ぶ         松井征史

 藤岡先生のこと―場所と思い出ー 髙橋孝伯

 十六夜柿の会三月句会      髙橋正治

 俳句ポスト賞・俳句一草庵賞   太田和博

 『髙橋さんの話』送付礼状  


    





 63年ぶりに再刊出版された『髙橋さんの話』が、好評です。
 限定500部、残り少なくなりました。定価500円
 窓口 松井征史 〒790-0845 松山市道後今市9番7号 
    ℡090-9454-4330

※ 髙橋一洵さんは、山頭火の最後を見守った人です。
  一草庵日記(昭和15年8月9日)によると、
 ”一洵は何時帰るー奥さんも知らんといふ、のんき坊主、ものを苦に病まぬ風来坊、
 どんぐり先生、東京へころげていつて人に踏まれて、きょろんとしてござる姿が目に
 みえる。”
  『髙橋さんの話』の中に、「賢者の贈物」の一文がある。
 オーヘンリーの短編の「賢者の贈物」ですね。
  妻は、自分の黒髪を切って売ってしまう、そして時計の鎖をクリスマス・プレデント
 として買う。夫は、大事にしている金時計を売って妻のために、髪飾りを買って贈物に
 する・・・。
  贈物を贈る人々の中で、この二人のような人こそ最も賢明なのである。どこにいよう
 とも、かれらこそ賢者なのだと。
  髙橋さんを生き方を目の当たりに見て、オーヘンリーの「賢者の贈物」を思い出したと
 いう、そして、心にきくきまで賢明な一生を生き抜いた人ではなかったろうかと締めく
 くる。是非、読んでみてください。

2020年度活動報告

 令和3年度書面総会にて報告。