「しぐれて柿の和菓子かな」という記事を愛媛新聞の正岡記者が書いてくれました。
山頭火しぐれて柿の和菓子かな
俳句になっていませんが、うれしさはこんな気持ちです。また何ともいえない甘みが最高です。
柿色の羊羹ふうのお菓子に、小豆がしぐれのように降り注いでいます。
箱の包装紙は、大山澄太さんの薫陶を受けた俳人で書家の梅岡ちとせさんが、俳画を書いてくれました。
皆さんは、御存じですよね。
言語学者・新村出が、芭蕉にも宗祇にもない詩境だといった、山頭火の名句
うしろすがたのしぐれてゆくか
この記事のとおり、しぐれの俳人山頭火が、一草庵の柿の木を愛して詠んだ句
しぐれて柿に葉のいよいようつくしく
に因んで、『柿しぐれ』と命名しました。他にも次のような柿の句を詠んでいます。
手にのせて柿のすがたのほれぼれ赤く
見あげる柿の色づいて落ちそうな
あれほどの柿の最後の一つとして落ちんとす
今年10月12日、13日に開催される「樗堂・一茶・山頭火の世界inまつやま」
での”一茶・山頭火俳句大会」の特選受賞者に副賞として差し上げたいと考えています。
この『柿しぐれ』は、山頭火道後の酒「一浴一杯」についでの、NPO法人企画商品の第2弾となります。
一草庵の山頭火さんのご位牌にささげ報告をしました。
山頭火ファンの皆の熱意で、山頭火さんの銘菓『柿しぐれ』ができました、食べにきてくださいね、と。
歴史学者E・H・カーによれば、「歴史は現在と過去の対話である」そうです。
あなたも、このお菓子を食べながら、山頭火さんと語り合ってみませんか。
注文先:元祖しょうゆもち「白石本舗」 089-924-4507
〒790-0811
松山市本町4丁目1-6