平成25年10月12日(土)~13日(日) の開催日が近づいてきました。
12日は、「前夜祭」です。
「樗堂・一茶・山頭火吟行バスツアー」を計画していますので、
紹介しておきます。
今から200年前寛政七年(1795年)、四国一の俳人といわれた栗田樗堂
(ちょどう)を、小林一茶は松山に尋ねます。おん年 一茶33歳、樗堂は47歳です。
今年は、樗堂の没後200年、一茶の生誕250年にあたります。
まずは、樗堂の草庵「庚申庵」を訪ねます。
一茶の史跡としては、松山市内から約15分のところにある港町「レトロな町・三津浜」を訪ねます。
遠藤味噌醤油店、荒瀬染物店、木村家を訪問。
一茶は、樗堂の妻・虎女(俳号・羅蝶)の里、三津の松田方十宅に滞在するのです。
そして、一茶は、「三津の渡し舟」に乗って、「洗心庵」へ。
芭蕉の句碑
「笠を舗(しき)て手を入れてしるかめの水」に感動し、
「汲みて知るぬるみに昔なつかしや」と詠みます。
今も行き来する、松山市の海の道「松山市道高浜2号線」の「三津の渡し」に俳人一茶は乗ったのです。
その潮風を受けて一茶を偲んでみましょう。
一茶は、伊予松山が気に入り、翌年も松山を訪れて、都合半年以上松山で過ごすのです。
もう一人、人生の最後を約1年間過ごした俳人がいます。
それが一草庵の庵主、俳人・種田山頭火です。
それでは、バスツアーの最後に、松山ゆかりの俳人・山頭火の史跡「一草庵」を訪ねてみましょう。
バスツアーのゲストを紹介します。
「あっしには関わりのないこって・・」
の台詞、ご存知ですか。
そうです、あの木枯し紋次郎の台詞です。
山頭火に魅せられ、朗読劇「山頭火物語」
を演じている中村敦夫さんがバスに同乗してくれます。
紋次郎の主題歌「だれかが風の中で」を思い出して、
唄ってみませんか。
歌 上條恒彦 作曲 小室等 作詞 和田夏十
どこかで だれかが
きっと待っていてくれる
くもは焼け 道は乾き
陽はいつまでも沈まない
こころはむかし死んだ
ほほえみには会ったこともない
きのうなんか知らない
きょうは旅をひとり
けれどもどこかで
おまえは待っていてくれる
きっとおまえは風の中で待っている
https://www.youtube.com/watch?v=l5Q5siU5bfw
(和田夏十って、市川 崑の奥さんでしたよね)
俳人としては、東京から、水内慶太(「月の匣」主宰、師・上田五千石)、神野紗希(「俳句甲子園」で活躍)、信州長野からマブソン青眼(俳句結社「海程」(金子兜太主宰)同人、一茶研究家)さん、松山からは「花信」主宰の福谷俊子さんが同乗されます。(「白桃」主宰の九州の伊藤通明先生は、体調を壊し来れないようです。)
吟行終了後は、全日空ホテルで、
東京・信州・松山の俳人を囲んでの合同俳句交流会を開催します。
特選の方には、山頭火の銘菓「柿しぐれ」を差し上げます。
アトラクションとして、俳人山頭火の琵琶曲、三味線による伊予節等の演奏を準備しています。